大額ベトナム工場での額縁生産を行う主な部署をご紹介いたします。
<木工>
先ず我々は業者から木材を購入します。額縁を作るのに必要なサイズにカットしたり割ったりします。見せ所は額縁の図面にあわせて形状を削る工程です。
<下地>
次に削った木材にコーティングを行います。あとの工程で塗装や箔を貼る前に綺麗にコーティングを行うと仕上がりがとても美しくなります。
<カット>
額縁を作るために機械でカットします。熟練の職人がサイズに合わせて綺麗に斜めにカットします。
<組み>
カットした1辺ずつを組み合わせて組み立てします。ポイントは組み合わせたカドがスキマなく合わさっていること。機械を用いて慣れた職人が丁寧に組み立てします。
<ペーパー掛け>
組み立て後、優しく紙やすりで研磨します。当工場ではこの部門で行う作業を特に重要視します。なぜならこのペーパー掛けが上手く出来ていないと塗装をどんなに上手に行っても綺麗に仕上がらないからです。凹凸が無くなるまで徹底的に研磨します。
<塗装>
綺麗に塗装するために下地やペーパー掛けが丁寧に行われてきました。あとはムラ無く形状に合わせて塗装を行います。当工場では塗装を行う前後の時間も管理し仕上がりにこだわっています。
<箔貼り>
金箔や銀箔を1枚1枚丁寧に手貼りします。箔貼りは熟練の技と集中力が必要です。平らな面に真っ直ぐ箔を貼り装飾デザインの凝った形状に薄い箔を重ねて貼るのはとても気を遣います。ただし上手く仕上がった額はそのままでも一つの作品のように見とれてしまうこともあります。
<検品>
出来上がった額縁を1枚1枚チェックします。品質に対して厳しいチェックを行い、額縁が完成に向かいます。
<箱作り>
額縁のサイズは定型サイズだけでも数十種類あります。サイズにあわせてシートをカットして折り目を付けて箱を作ります。
<仕込み>
出来上がってきた額縁の裏面に化粧の紙を貼り金具を付けて直ぐに飾るための額縁に仕上げる最終部門です。
最後までご覧いただきありがとうございました。